中央区地名の由来「東京都中央区編」
東京都中央区は東京都心の特別区の一つで、その中央区地名の由来としては東京市の中央に位置する場所にあった区であるため、そのまま中央区と名付けたという経緯があります。さらに東海道の起点である日本橋が存在したことも政治・経済・文化の中心地でもあるという意味合いも存在します。
東京都中央区は東京23区中央より少し右下に位置します。面積は10.21平方キロメートルとなります。
江戸幕府が開かれて以降、1603年には日本橋を架橋して発展した地域が中央区です。
江戸時代を通じて、雇用政策の一環として人足寄場や外国人居留地が設けられるなど、江戸幕府のお膝元のエリアとしても繁栄しています。
そして1878年には東京に15区できましたが、現在の中央区の地域には日本橋区と京橋区の二つの区が地域に設けられています。
従って1878年から1947年までは、日本橋区と京橋区の二つの区が存在していましたが、1947年3月15日に日本橋区と京橋区の二つの区が併合され中央区となります。
それ以降は、現在までその名前が継承されています。
1947年5月3日には地方自治法施行により中央区は特別区となり、1997年3月15日には中央区制施行50年の節目を迎えています。
中央区地名の由来である中央に位置するということで経済の中心地で、地価の高騰などで人口が区外に流出傾向が見られ、一時期は人口が約6万人台まで落ち込んでいましたが、2010年にはその倍の約12万人まで増加しています。臨海地域では超高層マンションなどの集合住宅が建ち並んでおり、人口が流入したことを原因とするものです。