文京区地名の由来「東京都文京区編」
文京区はの面積は11.29平方キロメートルとなります。
文京区地名の由来は、教育機関や出版会社が数多く存在したことから「文の京」や「文教の府」と呼ばれており、区名は区職員の提案によって採用されました。
1947年に文京区が誕生する以前は、西部に小石川区、東部に本郷区がありました。
江戸時代の小石川は伝通院の寺領、小石川の由来は伝通院の前の川に小石が多かったから名付けられました。
徳川将軍家の菩提寺である伝通院は後楽園駅から徒歩10分、小高い位置にあるため当時は富士山や江戸湾を望むことが出来ました。
小石川には植物に関する様々な研究を行っている小石川植物園(東京大学大学院理学系研究科附属植物園)がありますが、元々の開設者は江戸幕府、江戸で暮らす人々の薬になる薬草を育てる小石川御薬園(1684年開園)、1722年には無料の医療施設として小石川養生所が園内に誕生しました。
小石川区からは物理学・国文学・歴史学など多くの学者を輩出しています。
本郷区は、1878年に学問の神様として知られる菅原道真公を祀っている湯島天満宮がある湯島、川端康成や北原白秋など多くの文人が居を構えた千駄木、東京大学の本部所在地がある本郷などの合併によって誕生、本郷区からも哲学・ドイツ文学・統計学など多くの学者を輩出しています。
現在の文京区にも東京大学やお茶の水女子大学など多くの教育機関が所在、茗荷谷駅から徒歩2分にはユリノキやケヤキなど緑豊かな教育の森公園(文京区大塚)があり、豊かな心を育むこともできます。