墨田区地名の由来「東京都墨田区編」

墨田区地名の由来は、東京の下町低地を蛇行しながら流れる隅田川に起源がありますが、実際には文字が違います。このような違いがあっても、語源的には同根となるもので、互いに密接な関係を持っていることになります。23区のやや右側に位置するのが墨田区です。面積は13.77平方キロメートルとなります。

墨田区内を流れる隅田川は、江戸初期の荒川瀬替えの後には、入間川から変わって荒川の本流になった経緯があります。

 

江戸時代以来の荒川下流部では、隅田川という俗称が使われていましたが、その他には大川とも呼ばれていました。

墨田区地名の由来を求める場合には、現在も残っている地名を把握することが大切です。

白鬚橋の左岸側にある墨堤通りには、墨田区地名の由来が秘められているのです。

かつての荒川の下流部には、墨堤という堤防が存在していたようなのです。

隅田という地名は、もともとは墨田と呼ばれていたことも、この墨堤通りの地名から知ることができます。

 

墨田という地名の語源については諸説ありますが、荒川低地が東京湾と接する位置にあり、かつての利根川や入間川などの河口の片隅にあったためという説があります。

大昔の利根川は現在の隅田川の祖先になるわけですが、江戸時代の度重なる河川改修によって、その姿は大きく変わってしまいました。

 

1947年に区名を選定する段階では、歴史ある墨堤と隅田川から一字ずつを選んで、墨田区という新名称が生まれました。戦後に河川法が制定されると、荒川の旧本流になる隅田川が正式な河川名になったことで、墨田区と隅田川の文字にも明確な違いが生じることになったのです。

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